2007年12月18日

佐世保事件雑感その2

今頃になってマスコミは「スラッグ弾」についてあれやこれや騒ぎ始めておるけれど、
概ね的外れでござる。

スラッグ弾という弾丸がその名の通り「一発弾」というところから、犯人の殺意が云々という論評が多いけれど私はちょっと違う。
殺傷するだけなら通常の散弾で十分なのでありまして、初級ガンマニアくらいの知識があれば皆様ご存知というレベルの話でありますけれど、そもそもスラッグ弾ってのは、ドアを蹴破る弾なんですよ。突入する際によく用いられる弾丸なのですね。(もともとは狩猟用ではありますけれど)
つまりどこかの部屋に逃げ込んでいる人達を追い詰める。頑丈な部屋であっても必ずぶち抜いてその中に侵入し、そして主に大人達を殺傷する目的があったのではないか。
ずばり私は「大量無差別殺人」が動機だと思う。
言われている「友人を呼び出して」とか「インストラクターに対する特別な感情」‥これらを否定するものではありませんが、大した動機じゃなさそうだ。
では何故2名を殺傷して逃亡したか?
ここからはあて推量に過ぎないのですが、匂いじゃないかなー。
血液そして消化器系の内容物(要するにゲロや糞尿)が飛び散った状態。至近距離なら自分に跳ね返っている可能性もある。酷い匂いでありましょう。
この瞬間犯人の中に恐怖が蘇ったのではないか?‥あくまであて推量ですけんどね。

一方、長崎県警ですが。
当然現場に入った初期の段階でスラッグ弾については認識しているはずです。ここで恐怖が生まれた可能性が有る。
ジュラルミンの盾じゃ2枚重ねでも危ない。ポリカーボネートの盾でも果たして‥。
警察の装甲車輌の極薄装甲でも危険。
これで手が出せなくなっちゃったということかなと。
西部署なら問題無しでしょうが‥笑。

結論として、犯人は狂気を帯びて大量殺人を試みたけれど、深層に潜む小心さが邪魔して大量殺人鬼にはなれなかった。
けれど、武装のレベルからすると十分に大量殺人を実行できたし、その後、対警察との市街戦も1時間程度は持久できた可能性がある。
これから警察はどのように対応していくのか?見物だ。

※事件発生直後の映像を見ると、多くの警察官が「防刃チョッキ」を着用しておりました。これは刃物には有効ですが銃器には無力です。これが日本の警察力なんだなと、しばし唖然。


posted by 榎田信衛門 at 15:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 008雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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