2011年06月10日

出来ない病

日本の、否、日本人最大の問題は「出来ない病」だと確信している。

何か物事を動かすべき局面に必ず現われる「でも無理だね」「出来ないよ」と云い出す馬鹿。
こういう輩の跋扈によって、関ヶ原以降の日本は、幕末から明治体制にかけての奇跡的なフラストレーション爆発(これも結果的に太平世戦争の失敗によって消滅する)を除いて全ての国民瞬発力を奪うことに成功している。

震災発生から3ヶ月も経っているというのに、多くの被災地では水道すら復旧していない。
流された橋や道路もほとんど放置である。
蓋しこれらは全て「出来ない病」の成せる業で、
「だって水道には定められた安全基準があって‥」とか、
「破損した水道管と正常な水道管の選別をしませんと‥」などと云って平時と同じ作業手順を踏もうとする。
仕舞いには‥
「少ない人数でこれらの作業を全力でやってるんだ。急いでるんだ!」と逆ギレ。

こんなもん首長の専決でも何でもいいので、
「見かけは悪いけど、地上に露出した簡易水道(工事は簡単)を要所要所に張り巡らる!」としちゃえばいいわけ。
ぶっちゃけゴムホースでも何でもいいので、要は使用に耐えうる水が届けばいいんだろ。
「衛生上の問題が‥」とかぬかす衛生的でない面の小うるさい連中に対しては「全ての蛇口に高性能浄水器を付けて定期的に検査も行う!」と啖呵切ればいいだけの話じゃないか。
やろうと思えば出来るんだよ。

橋だってそう。元の完成品のレプリカやそれ以上のものを作ろうとするもんだから猛烈に時間がかかるわけで、
ぶっちゃH鋼と鉄板を溶接しただけの超簡易橋をかけちゃえばいいじゃんよ。その気になれば3日で架けられる。
俺の親父は陸軍省参謀本部測地部に所属した軍属だったが、元々は工兵隊で、焼酎飲むたんびに「仮設橋を45分で掛ける訓練ばかりやっていた」と豪語していた。
ちなみに45分で掛けた橋ってのは、兵隊の行列は勿論、大砲を牽いた軍用トラック、当時の豆戦車なんかが普通に通過できる強度があった。(軍用だから当然だが‥)
70年前に出来たことが今できないわけがなかろ。
やろうと思えば出来るんだよ。

で必ずいるのが‥
「簡易なものはすぐ壊す奴が出てくるね。露出した水道管に毒を混ぜる奴が出たらどうすんの?」とか云い出す老婆心の塊みたいな奴。
そんなもん現行の法律でも死刑になる重罪じゃんか。
出来れば、故意に破壊した場合にも「終身重労働または死刑」を適応致しましょうよ‥笑。

で、原発問題にも触れておく。
いまだに原発がその他の再生可能エネルギー発電(太陽光・地熱・風力など)より低コストだとぬかす愚かなメディアが多くて噴飯モノなのだが、
原発に関しては後処理に関するコストが加算されていないし、当然事故リスクに対応する天文学的コストはガン無視だ。
一方、再生可能エネルギー発電に関してはスケールメリットをガン無視しての数値である。
ペテン以外の何物でもない。

「原発を〜やめろ〜はんた〜い!」とかデモ行進なんか見ると、プロ市民臭さが大嫌いな天邪鬼である私は、わざと原発の良さをアピールしてやりたくなるのだが‥笑、残念ながら原発に「良いところが《全く無い》と断言」できる私であるから私なりの行動をとる。
それはつまり「再生可能エネルギー発電はすぐにでも出来る!しかも低コスト!」っつうことの《死力を尽くした喧伝》である。

「原発が止まったら代替発電はどうするんだ?」と発電量を気にする健気な御仁もおられましょうが、それが全く持って杞憂であることは日本の総発電ポテンシャルの数字が如実に示しているわけで、何の心配もござんせん。
それでも心配なさる御仁には、電力会社のプロパガンダに「今をもって尚、ハメられてるんだアンタは!」と断言して差し上げる。

その間に、世界最大の地熱発電プラントを手がけた富士電機あたりが国内各地の温泉場に山ほど発電所をおっ建てればいいし、
残念ながら風力発電はデンマークのヴェスタスがトップシェアだが、日立&富士重工の連合チームも物凄い巻き返しを狙っていると訊く、
すごいじゃないか!日本!!
その気になれば1年。遅くとも3年あれば原発の穴埋めは十分可能だ。

だから‥

やろうと思えば出来るんだよ。特に日本はね。
そろそろ「出来ない病」から抜け出す必要がある日本人は。

(蛇足)私は「出来ない病」じゃなくて「出来る病」にかかっちまった。概ね前向きなのはこの病のお蔭でござい‥笑。そのうち「出来る病」の罹り方てなテーマで講演しちゃる。
posted by 榎田信衛門 at 09:27| Comment(0) | 008雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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